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おもいつくままに

おもいつくままに229 2022.02号
友遠方より来る

有朋自遠方来、 不亦樂乎
    (朋あり遠方より来たるまた楽しからずや) 

2022年1月8日、東京から大神神社へのお参りを兼ねて「友」、我が家へお見舞いに。

 友は銀行を早期退社し、東京にある個人資産管理会社に入社、その後代表者となり、売上100億円企業の仲間入りをさせるまでに育て上げた。また代官山を手始めに湘南、枚方などの商業施設を誕生させ、大阪駅ルクア1100の中の大型書店の開設にもかかわった。

なかでも資産家の人たちばかりが住む代官山という地域で、「金銭」だけでは動かない人たちから建設用地を買収した手腕は特筆もの。

それらの活躍で、グループ中核の大手企業副社長に抜擢され、今また異業種写真業界最大手企業の会長としてかじ取りを担っている。

2014年10月、私が念願の本を出版したときは、梅田大阪駅にある大型書店のメイン通りに、有名作家作品新作の間に大量に平積みをしてくれた、このことは私の人生の中のビッグイベントの一つとなりました。

2015年3月のある土曜日、東京で知り合った私たち夫婦は久しぶりの新幹線(のぞみ)で、東京駅ではなく昔は停まらなかった品川駅へ降り立った、駅には彼が愛車ポルシェで迎えに来てくれていた。まずはその車で彼の経営する和食の店へ立ち寄り、こだわりの和ランチのあと、オープンして間もない代官山T-SITEへ向かった。

 それは書店を中核とした日本の新しい形、生活提案型商業施設を英国の皇太子が見学したした翌日だった。夜は芝白銀台のホテルまで用意して私たち夫婦を東京へ招待してくれたのです。


2021.8月、胃がんで余命半年、助かる可能性は1%とまで言われた私に、先進医療の「免疫・遺伝子療法」があることを示唆してくれ、彼のかかりつけ主治医(1/5 NHKあさいちにも出演の美人女医でアンチエイジング分野の先端を行く医学博士)の紹介で、大阪の「がんクリニック」の門をたたくことができました。

抗がん剤など化学療法のほかに、免疫・遺伝子などの先進医療があるということで、絶望感の中に一筋の光明を見出すことができ、生きる望みとなりました。おかげで、新しい年を迎えることができ、もうすぐ余命が告知されて1年半を過ぎようとしています。

「朋(とも)有り、遠方より来(きた)る」とは論語にでてくる有名な一説です。 全文は、「子(し)曰(いわ)く、学びて時にこれを習う、亦(ま)た説(よろこ)ばしからずや。

冒頭の論語「有朋自遠方来」。表題名は友ですが、私にとっての彼はかつての職場を学び舎として、「仕事・ビジネス」について共に学んだ論語で言う「朋」なのです。

 


 

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