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エンターテイメント№207 2022.05月号 私のエンタメ力
娯楽力(=エンタメ力)
その1 散歩 (コロナ禍、闘病下のエンターテイメント)
がんに打ち勝つ人の特徴は、「体力」「気力」「食事力」のほかに「娯楽力」を持っている人だそうである。「娯楽力」つまり「エンターテイメント力」、ということも病気に打ち勝っていく一つの要素らしい。
エンタメ力 その1 散歩
私の場合、コロナ禍と療養中の楽しみはまず散歩。「いかに楽しく歩くことができるか」が大事である。寒くも暑くもなく、よく晴れた日などは自然に足が向くことになるが、そうでない日は億劫な時もある。雨の日と日曜日は歩かないことにしているが、「しんどいから」や「曇っているから」でやめてしまうと、余計しんどくなる。
身体のために歩くのですが、毎日同じコースだとやはり飽きてくる。また何歩歩いたという数字だけでは物足りない。そこでスマホにFB友から教わった「スギサポWalk」のアプリを入れてある。
あのドラッグチェーンのスギ薬局が提供しているもので、歩数をカウントしてくれるのと同時に、このアプリにはいろいろな「ラリー(コース)」と、健康に関する質問があります。
楽しみはその歩数や、質問の答えに対してポイントが付くことです。ポイントはお金にすると微々たるものですが、歩くことでポイントがたまっていくのは励みになります。
また散歩の際見つけたものをスマホで写真や動画に撮り、主にFacebookですがSMSへ投稿します。また、私の病気の回復を祈り、励ましてくれる家族や私の妹たちに同じものをLineで共有してもらいます、そのことで歩いていることを確認してもらって安心してもらえます。
写真のテーマはいつも歩く飛鳥川や曽我川沿いに咲く季節の花々。江戸時代がそのままある今井町界隈、また名所旧跡などとその案内板、そして大和八木駅界隈、など。
退院直後は歩くことなど到底無理で、大阪のクリニックに行くのに家からタクシーで向かったことも。歩かないと歩けなくなると思い、少しづつ距離を伸ばしていき1000歩ぐらいがやっとだったのがそのうち3000歩ぐらいになり、今では5000歩歩かないと物足りないほどになっています。
手術直後は42Kg台まで体重がおち、入浴の際、骸骨のような自分の身体を観ることが怖かったし、座布団ぐらいでは椅子に座るのも骨にあたって痛くなるので、食卓のいすや、ソファーにさえ、あのCM「卵が割れない」クッションを置いている。おかげで最近ではふくらはぎには多少の筋肉がついてきており、体重も50Kgを超えるまでになってきています。