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おもいつくままに223 2021.10-2
ひろ坊の独り言 「自民党新総裁が決まった」
自民党総裁選挙劇場
いち早く岸田氏が立候補表明。この時、私ひま爺の無責任な思いではありますが、岸田さんでは「無難かも知れないが面白くない」。「面白い」という点では、麻生親分の顔を伺いながら手を上げるタイミングを計っていた河野さんではないかと。
その後高市さんが手を上げ、総裁選は俄然面白くなってきた。奈良支店にいたころ、選挙カーの高市さんと目が合った?ことがあった、あまり関係ないが、息子の高校の先輩でもある。私にとって何より重要なのは安倍政治・日本史観を継ぐのはこの人しかいないとの思いであります。
総裁選劇場ではいろんな場面を観ることができました。
老害幹事長の首に鈴をつけた岸田候補、温厚篤実を地で行くこの方にとっては大きな決断だった。当初は「怖い人を敵に回してしまって大丈夫かいな?」と思いましたが。
党といえば総裁が一番偉いはずなのに、当時菅総理と二階幹事長の関係を観てどちらが上なのか?と思ったときがあった。 その後の会談で、二階さんから「私も含めて党役員改選を・・・」を、そのまま受け取ってやろうとしたばかりに、総裁すべてのやり方を封じられてしまいました。
その後聖子ちゃんも加わり候補四者揃い踏みとなりました。
論戦では高市さんの「潔さ」が終始3人をリードしたように思う。「生命と財産を守り抜くこと、領土、領海、領空、資源を守り抜くこと、国家の主権と名誉を守り抜くこと。私のすべてをかけて働くことをお誓い申し上げます」。そして「首相になっても靖国にお参りします」。
小石河連合? あれはいったい何だったのか、議員の中ではあまり好かれていない石破さんと組む? これも河野さんの敗因の一つではなかったか。前回の総裁選に敗れ、冷や飯を食っていた石破さんは「これ以上浪人は嫌」ってことで、本命の河野さんと組むことによって、自分の席を確保したかったのでしょうが共倒れとなってしまいました。
なら進次郎氏は如何なる理由で河野陣営に? 現閣僚なのに猟官に走る必要があったのか。読みを間違ったとしか思えない。この進次郎氏 菅さんを説得したことを、涙を浮かべながら語っていた。何の涙? これも「何か変なものをみた」との思いがしました。
菅政権の末期、内閣支持率が危機ラインを割ったとき、すぐ目の前の総選挙で自信のない当選3回以内の安倍チルドレンたちが、選挙の顔を河野さんに求めたのも無理はない。その中心人物福田氏が当選3回で総務会長に。派閥絡みで当選した総裁が、派閥反対の若手を抜擢? しなければならなかったのは何とも皮肉なもの。
もう一人の老害麻生さん、自派内でせっかく育った人材が手を上げようとしているのに、派閥の親分がなかなか首を縦に振らない。いい年してその席にまだしがみつきたいのか? 息子に地盤を譲るにはもう2年? だとしたらこんな親分のもとにいた貴方河野さんが悪かったのです。
この総裁選で高市さんを選びきれなかった我が国は、大きな方向を誤ったのでは?ないかと思うこの頃ではあります。