本文へスキップ

 政治に言いたい放題、趣味に娯楽に書きたい放題

ようこそ HP ひろ坊爺さん 5 月号 


 

エンターテイメント

   がんに打ち勝つ人の特徴は、「体力」「気力」「食事力」のほかに「娯楽力」を持っている人だそうである。「娯楽力」つまり「エンターテイメント力」も病気に打ち勝っていく一つの要素らしい。

     
エンターテイメント №243 2023.5月 Trip&Tour 22 

広島 平和記念公園と安芸の宮島

 

息子が単身赴任で広島支店2年目の4月、カミさんと二人を招待してくれた。海外、アジア・東南アジアばかり20回以上10の国と地域へ出かけたが、恥ずかしながら初の広島。

病後初の一泊は2021.11月ママ友夫婦4人で出かけた長島温泉だった、以来2回目。長島へは車に乗せてもらっての旅だったが、今回は新幹線で。「のぞみ」に乗るのは2015.3月友人の招待で東京代官山へ行って以来。西へは50代の頃博多へ行って以来25年ぶり、車内では牛カルビ弁当を。

 

広島駅ホームで待っていてくれた息子に従い、まずはタクシーで平和記念公園へ。毎年8月、嫌と言うほどテレビで見てきたこの公園、歩いて思ったのはその広さと清潔さ。まずは原爆資料館へ、数々の映像や遺品で原爆の恐ろしさを見せつけられた。あと祈りの泉にともる「消えない火」、「原爆の子」の像等を見、「慰霊碑」に手を合わせ、「原爆ドーム」へ。

 

この公園から厳島へ舟で行けるという、舟に乗り「安芸の宮島」を目指すことに。川は次第に広くなり海へ、海は少し波があったのでこの小さい舟で大丈夫かと思いながら。

島の船着き場では対岸からフェリーがひっきりなしに観光客を運んでいた。

 

着いたのは3時頃だったが、神社の大鳥居がよく見える浜に面した旅館に荷物を預け、潮が引いていたので歩いて鳥居のふもとまでいく事が出来、真下で見る鳥居の大きさにびっくり。早めに旅館へ戻り、これまた久しぶりの大浴場で汗を流し夕食を待つ。旅館は絶好の位置にある5つ星、食事は別の和客室で。主治医からの「乾杯の1杯ぐらいは」を拡大解釈をして日本酒の熱燗を1本だけ。仲居さんの「ライトアップした鳥居もキレイですよ」で、もう一度鳥居へ。昼間歩いて行けた鳥居は海の中でライトアップされ幻想的な姿を見せていた。


 島ではゆったり歩く鹿によく出会った。奈良公園のとは違い山から勝手に来ているので餌をやってはならないからか、人懐っこいが奈良のように執拗に餌をねだったりしないことが新鮮に思えた。

 

旅程は私の体調を考慮してゆったりしたものであったが、翌日は本殿と土産物屋などが並ぶ島の商店街で一休みして、ホッカホカのモミジまんじゅうを。本殿は想像の域を超えるかなりの広さ、さすが「世界遺産」に選ばれるわけだ。急な階段を昇ったり、周辺を歩くと少し疲れが。日本三景の一つと言われるが、世界遺産の建築物があるのはここだけ。
 帰りはJR宮島口駅から広島へ、息子が駅で土産物やアナゴ弁当を買ってくれ、ここで別れて帰りの新幹線へ。

 

2日間の旅で思ったのは、①2度と原爆の被害を受けてはならないということ、だからこそ非核3原則に拘わることなく、攻撃を受けないための方策を急がなくてはならないと。次に②どこへ行っても「もみじ饅頭」、いろんなバリエーションがあるものの駅も行楽地も「もみじ饅頭」だらけ。そして③宮島の観光客の多さ、それも西洋を中心とした外国人客。これだけ多い外人の中に、平和公園とともにあの「やかましい国の人」は見かけなかったが、これもこの観光地の魅力らしい。

                

   
前へ  次へ